「かがみの孤城」を見て感じた不登校の対応

本

どうもヒロです。

あなたは辻村深月の「かがみの孤城」を読んだことはありますか?

この本は主人公を含めた不登校の男女7人が、鏡の城に集められるストーリーです。

話自体の設定自体は、どこかSFっぽいのですが、本人達の不登校はかなりリアルに書かれています。

私は不登校ではありませんでしたが、子どもがもしも学校に行けなくなったら、そんな時に参考になる本でした。

明らかなイジメが原因ではない

学校

かがみの孤城の主人公の「こころ」は先生や家族から見ると、明らかなイジメを受けでいないのです。

こころは同じクラスの真田美織の彼氏が、もともとこころを好きだったために、嫌がらせを受けてしまいます。

真田から「ブス」と言われたりしましたが、机に落書きされたり、殴られた訳ではないのです。

しかし、こころが家に1人でいる時に、真田達が家を囲み「出てこいよ、卑怯だろ!」と言ったことがトラウマになっているのです。

これは教室で起きたことではないので、先生も知ることができません。

また、家族もいなかったので、こころ以外は状況を知らないのです。

このように、他人から見ると「あの子は何で不登校なの?」と思ってしまう状況なのです。

しかし、本人の心はとても傷ついています。

子どもが1番状況を理解している

考える女性

ここに出てくる中学生は、大人が思っている以上に、自分の置かれた状況を理解しています。

・不登校は世間的には良くないと言われていること

・勉強についていけなくなり、将来が不安なこと

・親や先生達が自分に対して気を使っていること

・転校したいけど、状況がよくなるか分からないこと

だいたいの大人が考えるようなことを、本人達は全て理解した上で「不登校」という選択をしているのです。

「ただ学校に行きたくない、休む」ではないのです。本当は学校に行って勉強をしたいのに、それができない状況なのです。

子どもが不登校になったら

考える女性

子どもから「学校行きたくない」と言われたら、はどう対処すればいいのでしょうか。

まずは休ませる

先ほど書いたように、子どもは自分の置かれた状況をよく理解しています。

不登校になるデメリットも分かった上で、不登校になるしかないと思っているのです。

それは子どもの防衛本能です。

ここで仮に親が「そんなこと言わずに学校に行きなさい!」と言えばどうなるでしょう。

おそらく子どもは「親は何も分かってない」と思うだけです。何も解決はしません。

子どもが話せる状況を作る(重要)

主人公のこころが不登校になったのは4月です。しかし、母親に事実を話したのは11月でした。

この間、こころは「母親に話さなければ」と思いながらも、話せずにいました。

ではなぜこころは母親に話したのか。それは母親の態度の変化と行動です。

母親はスクールカウンセラーの先生から「こころちゃんは悪くない、何かあったのでは?」と言われます。

母親も始めは、こころがただ行きたくないだけと思っていました。なので、こころに対しての態度はかなり冷たかったです。

しかし、その話を聞いてから、こころを見る目が変わります。

できるだけ普通に接しながらも、「話せるようになったら、いつでも聞くから」という姿勢になったのです。

仕事をしながらも、できるだけ早く帰るようにもしていました。

そんな母親を見て、こころは真実を話たのです。

状況の確認

不登校の原因はかなり複雑です。基本的は子ども同士の話なので、事実関係が他人からは分かりません。

先生も何があったのかを把握していません。

こころの母親は、こころの話を聞いて、スクールカウンセラーの先生と調査を始めました。

カウンセラーの先生は担任の先生や生徒と話をし、状況をかなり細かく把握していきます。

そして、やはりこころは悪くないと判断したのです。

さらっと書いてますが、ここまでできるカウンセラーの先生はすごすぎです。

道を作る

不登校になった場合、選択肢はいくつもあります。

学校に戻るか、転校するか、家で勉強するか。例えば転校でもどこの学校にするかなど、子どもだけでは対処できない問題ばかりです。

こころも、色々な選択があることは理解していましたが、どれも具体性がないと思っていました。

ここでもスクールカウンセラーの先生の働きが神です。

学校に戻る場合、こころは2年生から戻る。イジメをした生徒、1年の担任とは同じクラスにしないことを、学校と握っていたのです。

さらに学区が違い学校にも転校できるように、役所に相談していたのです。

仕事できすぎです。こころも驚いていました。

しかし、それだけしないと、不登校からは抜け出せません。

ただ「どうしたいか決めろ」と言われても無理です。具体的な道がないと進むことはできません。

まとめ

ポイント

不登校の問題は複雑です。1人1人問題が違うし、問題が何なのかを他人が把握することかが難しいのです。

本人がなかなか話たがらないことも多々あります。

私は専門家でも何でもありませんが、まずは親が味方になること。それを子どもが感じられるところがスタートかと思います。

こころの母親への心境の変化がなければ、こころは何も動くことができなかったからです。

かがみの孤城は学生も読むべきですが、1番は親が読むべきです。

558ページの本ですが、かなり読みやすいです。ぜひお時間ある時に読んでみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください