どうもヒロです。
あなたは異性との関係に悩んだことはありませんか?
今回はジョン・グレイ著「一人になりたい男、話を聞いてほしい女」から男女の関係を円滑にする方法をまとめました。
タイトルだけでも妙に納得感のある本です。
満ち足りた関係を確実につくる「成功の方程式」

愛に溢れる充実した関係は、3つのステップで達成できる。
1.パートナーではなく、自分の行動や気持ちを変える。
2.パートナーに愛情を注ぐ。相手もそれに応えてくれるようになる。
3.お互いが満足度を高め、それまでより多くの愛情を与え合うようになる。
これが成功の方程式だ。失敗の方程式は、与えるよりも先に多くを期待することだ。
本文P7-8
あなたはどうでしょうか?
1が実践できている方は多くないと思います。
この考えはスティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」の大前提である「主体的になる」とも共通しています。
相手に過度な期待をしてしまうために、見返りがないと落ち込んだり、場合によっては裏切られたと感じてしまうのです。
まずはこの方程式を実践することが第一ステップです。
男性のニーズと女性のニーズ

一昔前の男に求められたのは、「生存と安全」という女性のニーズを満たすことだった。だが、現代の女性は、気持ちの分かち合い、恋愛感情、親密なコミュニケーション、対等な尊重といった、新しい愛の表現を求めている。
(中略)
男は、「パートナーを幸せにしている」と思いたいのだ。家族を養うことを人生の成功基準と見なせた過去とは違い、妻や子供を幸せにしようとする努力を評価され、感謝されたいと思っている。
本文P8
これは男性にとっては驚くべき内容です。
日本人のモーレツサラリーマンはとにかく働いて家にお金を入れて、家族に「安全と安心」を提供できればいいと思っていました。
実のところ、私も今まではその意識が強かったです。
しかし、男性が家族に果たすべき役割は女性のニーズにあるように、「心理面での満足」を望んでいます。
さらに男性のニーズも家族の気持ちに寄り添う形に変化してきたのです。
これは現在の男性が育児や家事を当たり前にやるようになったことにも繋がります。
本文では従来の役割を果たすだけで満足してしていた「ロールメイト」の関係から心と心を通わせる「ソウルメイト」の関係に発展させることが重要だと述べられています。
厳しい社会環境ではロールメイトを果たすだけでも大変です。
男性は仕事、女性は育児に追われます。しかし、その関係だけだと幸せを感じにくくなっているのが現状なのです。
男らしさと女らしさとは

こんなことを書くと、「性差別だ!」と言う方がいますが、そう言う前に生理学的な男女の違いを認識するべきです。
男らしさと女らしさの特性の違いは、単なる概念ではないかと疑う人もいる。だが、これらの男女の特性には、生理学的な裏付けがある。
男らしさを表現すると男女ともに男性ホルモンであるテストステロンが増加し、女らしさを表現すると男女ともに女性ホルモンでらあるエストロゲンが増加することがわかっている。
(中略)
男と女は生物学的に大きく異なるため、ストレスを減らし、幸福感と充実感を増やすのに必要なホルモンも違う。当然、そのためにとるべき行動も違ってくる。
P56
これは非常に大事な一文です。
最近は男女の生理学的な違いを無視しています。「男らしさ」「女らしさ」を表現するだけで叩かれる風潮です。
しかし、男女には明確な違いがあり、適切なストレス対処法を実践する必要があるのです。
男性に必要な洞窟タイム

男性がテストステロンレベルを回復するには、女性的側面から一時的に離れ、男らしさを回復する時間をつくる必要がある。私はこれを「洞窟タイム」と呼んでいる。
(中略)
洞窟タイムをとらないと、男性は無意識のうちに、無私や寛大さ、忍耐を感じられなくなっていく。テストステロンが回復できないと、苛立ちやすく、自己中心的になり、家族やパートナーに気を配れなくなる。
本文P91
女性は男性が部屋で引きこもっていることにネガティブな印象を持つでしょう。
しかし、それは男性にとっては必要な時間であり、家族を大切にするためには欠かせないものなのです。
20分〜30分の洞窟タイムでテストステロンは十分に回復できますので、その間は何も言わずにそっとしておきましょう。
女性は会話でストレスを減らす

女は誰かに話を聞いてもらい、理解してもらえたという感覚がオキシトシンを刺激するので、エストロゲンが増え、ストレスも減る。気持ちを表現することでホルモンのバランスをとり、ストレスを下げられるのだ。これが女性にとっての、日々のストレスへの対処法だ。
P105-106
女性が話をすることは、男性の洞窟タイムタイムと同じ効果があるのです。
確かに女性はよく話しをするイメージがありますが、これは実際にエストロゲンという女性ホルモンを増やしているのです。
そして、女性は仕事では女性ホルモンを抑えています。素早い判断をするために男性ホルモンを活発にしないといけないからです。
しかし、家に帰ってからは女らしさを取り戻すためにエストロゲンを活発にしてストレスを減らす必要があります。
男性は女性のストレス対処法をよく理解しておきましょう。
決して解決策を素早く提示して、女性の話を中断させないようにご注意ください。
まとめ

男と女は生理学に違います。男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンを増やすことがストレスを減らす方法なのです。
まずは男女の違いを理解し、お互いのストレスをうまく減らしていきましょう。
女性は男性に洞窟タイムを与え、男性は女性の話を聞くことで、さらにいい関係のパートナーになれるのです。
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