どうもヒロです。
あなたは、ボランティア活動に参加されたことはありますか?
私は5年間地元でボランティア活動(青少年育成活動)をしていました。
今回は日本人がなぜボランティア活動をやらないのかをまとめてみました。
目次
そもそも働き過ぎだから

日本人は海外に比べると労働時間がとても長いです。
働き方改革ラボに日本の労働時間のデータが記載されています。
日本の平均的な労働時間は1,700時間程度だそうです。これは先進国の中では22番目とそんなに上位ではありません。
しかし、これは非正規やパートタイマーも含めた割合です。日本は正社員以外の割合がとても高いため、正社員に限れば労働時間はとても長いのです。
ボランティアをやろうとしても、そもそも仕事ばかりでやる時間がない。これがまず大きな理由です。
核家族化が進んでいるから

結婚して子どもができると、ほとんどの親は自由な時間が取れません。
子どもがまだ小さい専業主婦などは、毎日が忙しく、子どもの世話だけで手一杯なのです。
内閣府のデータです。
2005年の日本の全世帯における核家族化の割合は57.9%、三世代家族は6.1%と年々減少しています。
おじいちゃん、おばあちゃんが小さい子どもを見てくれる環境がないのに、一人でボランティアに行くことなどはできません。
ワンオペ育児に陥っている主婦(主夫)にとってはボランティア活動などはまさに夢物語なのです。
ボランティアに悪いイメージがついているから

最近は被災地に芸能人がボランティアに行き、ネットで叩かれています。
この記事にあるように、タレントの紗栄子や歌手の浜崎あゆみなど、ボランティアに行ったことを自分から発信してしまうと何故か叩かれてしまいます。
記事の最後にもあるように、「日本人は言わずに行動することが美徳」とする考えが一般的だからです。
ボランティアをした本人がどう思っているかは分かりませんが、世間の人にとっては売名行為だと思われてしまうのです。
ボランティアにはどうしても「偽善」のイメージがついてしまうので、進んでボランティアをしようとする人がいません。
ボランティアにメリットを見出そうとするから

ボランティアは自発的にするもの
ボランティアとは本来自分に見返りを求めずに他人に奉仕をすることです。
ボランティアとは英語で「自発的に」という意味です。
私はボランティアを大学生になって始めましたが、周りに誰もがボランティアをしている人はいませんでした。
周囲にボランティアの話をしてもあまり興味を示しません。
ボランティアに誘ってみても「自分にとってメリットがない」ような発言をされます。
ボランティアは当たり前ですが、お金をもらうことはありません。むしろ、ボランティアに参加するために参加費が必要な場合もあります。
この説明をすると、「ボランティアなのに何で?」と言われます。
自分視点と他人視点
ボランティアで得られるものは経験や交友関係です。
しかし、多くの人にとってこれらは目に見える「メリット」ではないのです。
それにボランティアはそもそもメリットを求めるものではありません。
日本人の多くはメリットがあるかないかで行動をします。
そこにはあくまで「自分にとってどうか」という視点だけがあり、「他人がどう思うか」の視点が抜けているのです。
私も偉そうなことは言えませんが、自分目線だけでメリットばかりを求める人は100%ボランティアをしません。
海外では他人に貢献する文化ができていますが、日本は自分主義がとても強い国なのでボランティアが一般に普及しません。
まとめ

日本にはボランティア文化がありません。
私が知り合いに「ボランティアをしている」と言うと相手からは「すごいね」や「偉いね」と言われることがよくあります。
つまり、ボランティアをすることが当たり前ではないのです。
そもそも自分の自由な時間も少ない日本人が、他人に目を向ける余裕はありません。
しかし、ボランティアにはお金では得られない経験を積むことができますし、必ず誰かの助けになるのです。
2020年の東京オリンピックがいいきっかけとなり、ボランティアがより身近に感じられるような雰囲気になればいいと思います。
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