どーも管理の「ヒロ」です。
会社員の皆様、日頃のお仕事大変ご苦労様です。梅雨時期は外に出ることもおっくうになり、仕事がいつもにも増して嫌になりますね。
ところで、みなさん、自分がこれからの人生でいくら必要か計算したことはありますか?ただ漠然と働くだけになっていませんか?
現在30歳の会社員が専業主婦の妻、子ども2人を育てるまでいくらかかるかのシュミレーションをしてみました。
是非参考にして、脱サラリーマンの計画立てに役立ててみてください。
サラリーマンの必要な稼ぎは1億5,800万円です

それではまず、前提を決めたいと思います。
夫:現在30歳、平均寿命の81歳まで生きる。
妻:現在30歳、平均寿命の87歳まで生きる。
子ども2人:共に公立幼稚園・小・中・高を卒業。理系の4年制国立大学卒業後自立。
(幼稚園の費用は年間50万円、小学校は32万円、中学校は48万円、高校は41万円、大学は97万円とします)
車を1台保有、15年ごとに買い代える。
家賃3万円の社宅に10年間住んだ後に5万円のアパートに引っ越し。
現在、大人2人と1歳の子どもの1人で月に約20万円の出費となっています。そして、それを基に月々の生活費を年々1.02倍していきます(食費の増加等を加味)。
するとなんと私が81歳までで1億5,800万円かかることが分かりました。妻の余生は私の保険でまかなえるため除外しています。
こう聞くとそんなに稼げるのか?と心配になりますが。収入は何も労働収入だけではありません。
老後65歳からもらえる年金額は月々約20万円なので、年間240万円です。私の場合亡くなるまでに3,600万円もらえるため、先ほどの1億5,800万円が1億2,200万円まで下がります。
ということはざっと手取りで1億円をこれから稼げばなんとかやっていけるということが分かりました。
今の年収が約600万円で手取りが450万円です。そうすると給料が変わらない前提で22年間勤めなくてはいけません。それはどう考えても無理。
サラリーマンの稼ぎを補填する方法

ここまでは単に稼ぐことにフォーカスを当てましたが、さすがにこれでは辛いと思うので、資産運用を考えてみたいと思います。
国内株式の配当上位銘柄は年率5%の配当が見込まれますの。特に日産(7201)などは株価も比較的安定しており、長期投資に向いている銘柄です。
ここで年率5%の配当収入を得られたと仮定して貯金が5,000万円あった場合の支出と預貯金残高をグラフ化してみました。支出は先ほど説明した通りです。
先ほどの支出累計が1億5,800万円に対し、配当収入累計は1億2,250円となりました。つまり5,000万円を年率5%で運用できれば実際の労働収入は支出累計と配当収入累計の差分の3,5550万円でよいということになります。
そして先ほどの年金収入の3,600万円を加味すると、なんと配当だけで生活できることになります。
とはいえ、この大前提は5,000万円の余裕資金があり、しかもそれに全く手をつけてはいけないことになります。
なので、日頃の生活支出をカバーできる1,000万円程度は余分にストックしておきたいところです。
やはり資本主義を脱出する作戦としては、いかに若い時に資産を作れるかがポイントになると思います。
日本人の会社員の普通と呼ばれる生活は結婚して、子どもを2人産んで、マイホームを購入して、60歳まで働いて定年というのが定石です。
マイホームや子どもの教育費で多額のローンを抱えるため、実際の資産はマイナスになっています。
30代の借金の平均額は863万円とも言われています。毎月ローンの支払いに追われることも無理はありません。
若い時に借金をすることがこの日本という資本主義社会の最もはまりがちな罠なのではないでしょうか。そうすると配当を得るどころか、借金の金利を払うという資産形成とは全く逆のことになります。
私の親は典型的なサラリーマン家計で田舎ですが新築の注文住宅を35年ローンで購入していました。
そして私と弟は大学進学のため奨学金という借金を背負うはめになったのです。
親は子どもにいい環境で育ってほしいという思いがあったのかもしれませんが、結果自分の子どもに大きなハンデを背負わせているのですから本末転倒です。
とにかく、若い内に(遅くとも35歳ぐらいまで)5,000万円を貯めることが目標です。最速で33歳ですね。そしてその間に資産運用の勉強をし、安定して5%の配当もしくはリターンが得られるようにしておきたいと思います。
来年頭にはとりあえず1,000万円の貯金は確保できる予定なので、コツコツと頑張っていきたいと思います。
みなさんも資本主義社会の罠にはまらないよう十分に注意してください。
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