どうもヒロです。
あなたは住宅の購入を考えていますか?
もしあなたが過去にうつ病になった場合、住宅ローンに落ちる可能性が非常に高いです。覚悟しておいてください。
目次
私のスペックとうつ病歴

ざっと私のスペックをまとめます。
32歳、男性。自動車メーカー正社員9年目です。
専業主婦の妻と1歳の息子がいます。
昨年度の年収は約600万円。借金はありません。
ただし2017年の10月から、2019年の7月までうつ病で心療内科に通院しており、抗うつ剤も飲んでいました。今は完治しています。
住宅ローンの申し込み状況

3,000万円の借入れで、30年ローンの申請を出しましたが、見事に落ちました。
審査の仲介をした保険会社に聞きましたが、やはりネックはうつ病とのこと。
うつ病は告知義務がある
住宅ローンの申請には自分の心身の健康状態を告知する義務があります。
具体的には3年以内に、明記された病気になったことがあるのかを告知しなければいけません。
その病気の中には、ガンや心臓病などがあります。そしてうつ病は「神経症」に該当するのです。
私はつい最近までうつ病の治療をしていましたので、告知有りになるのです。
うつ病は自殺リスクが高い
うつ病は他の病気に対しても不利になります。
なぜなら、自殺する人のほとんどが「うつ状態だった」と診断されるからです。
住宅ローンの審査とは、団体信用生命保険(団信)に加入できるかの審査なのです。
団信とは、ローンの借主が死亡した場合、ローンの返済が免除される生命保険です。
保険会社からすると、自殺のリスクが高い人に融資をすると損をする可能性が非常に高いのです。
仕事を頑張っても意味はない

ここではっきりしたことは、体を壊したり、心を病んでまで仕事をする必要はまったくないということです。
私はサラリーマンのメリットは団信に加入できることだと思っていました。
しかし、仕事を頑張ってきた結論がこれです。なんて残念な結末なのでしょうか。
安易に心療内科に行ってはダメ
とはいっても、自分の心が弱くなる時はあります。
どうしてもダメだと思うと、誰かに助けてほしいと願うものです。
私は会社の看護士に相談して、心療内科を受診することになりました。
その時は心療内科に行くことのデメリットを考えることもできませんでした。
看護士もただ私に受診をすすめるだけでした。
しかし、心療内科に行って団信に入れなかったデメリットは非常に大きいのです。
看護士もデメリットを把握していなかったのかもしれません。
ここでは心療内科そのものものデメリットは書きませんが、とにかくは心療内科に行くだけで大きなデメリットがあることをよく理解しておくべきです。
住宅ローンに落ちた場合の対策

ワイド団信に入る
私のようなうつ病歴がある人でも、入れる可能性があるのがワイド団信です。
イオン銀行などが商品として売り出しています。
通常の住宅ローンよりも0.2〜0.3%金利が高いようです。
生命保険を増額する
団信に入れないと、ローンの借主が死亡した場合に、ローンの残債を支払わないといけません。
そうなると、残された家族が路頭に迷うことになります。
仮に団信に入れなくても、生命保険を増額きておけば、ローンの残債を生命保険から支払うことができるのです。
これは住宅ローンをそもそも背負わなくていいという大きなメリットがあります。
私の会社の関連の生命保険会社だと割安で5,000万円まで生命保険を増額できます。これはありかもしれません。
そもそも賃貸でよくない?

住宅の価値が上がることはない
よく「持ち家と賃貸どっちが得か」議論になります。結論としては「買った家による」なので、答えは分かりません。
しかし、これからの日本で住宅の価格が上がることはあるでしょうか?
人口はすでに減少した中で新築ばかり増えるので、空き家は増加しています。
そうなると、よほど都市部を除いて、住宅の価格は減少していくはずです。
ロバートキヨサキ著「金持ち父さん、貧乏父さん」でも家は負債とされています。
家は買った時から価値が落ちるので、持つだけで負債になるです。
後は気持ちの問題
しかし、日本人は所有欲が強いので、どうしても自分の家が欲しくなります。しかし、実際に家を買って後悔している友人もいます。
多額の借金をして、負債になる家を買ってメリットがあるのかは疑問です。
住宅ローンの審査に落ちると、住宅の購入に冷静になります。
家を買うことは、その人の価値観によってかなり変わります。
しかし、この不安定なこれからの日本のずっと同じ場所で住まなければいけないリスクを抱えるのはどうかと改めて思うのです。
まとめ

うつ病になると、住宅ローン(団信)の審査で告知する必要があり、審査に落ちる可能性が高くなります。
その場合はワイド団信などを改めて検討する必要があるのです。
住宅ローンの審査に落ちると凹みます。自分の人生を否定されたような気分にもなります。
しかし、それと同時に「そもそも住宅ローン借りる必要ある?」と冷静になれるのです。
私は賃貸でもいいかなと思うようになりました。
絶対に持ち家がいいと思う人は、安易に心療内科に行かないでください。キツくなったら、家で十分休みましょう。最悪の場合、休職しても告知する義務はありません。
あなたの人生の選択肢を狭めることがないようにしてください。
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