どうも、ヒロです。
年末ですね、サラリーマンの皆さんは日頃の疲れを十分とって頂ければと思います。
ということで、今回はエリック・シノウェイ、メリル・ミードウ著「これからを生きるための授業」の書籍レビューです。
ハーバード大学の名物教授「ハワード先生」と著者のやり取りで物語は進んでいきます。
今ままで多くの自己啓発本を読んできましたが、この本はその中でも「王道」です。
タイトル通り、これからどう生きるかを悩んでいる人にはぴったりの本でした。
さざ波を起こすように生きる

「さざ波を起こすようにいきなさい」そうすればきっと、あなた自身の手で素晴らしい人生を切り拓けるだろう。
本文253P
この本は、最後にこのような文章で締めくくられています。最後の章は「未来を切り拓く人は、もう静かに行動起こしている」です。
ハワード先生は人生は「水しぶきのような生き方」と「さざ波のような生き方」の2つがあると教えています。
水しぶきとは人生の1点における大きなイベントのことです。これによって人生がガラリと変わることもあります。
それに対してさざ波とは、ある1点から徐々に影響が広がっていくような生き方のことです。
そしてハワード先生は「さざ波を起こすように生きる」ことを勧めています
私はこの「さざ波」という表現を自分の独立に向けた活動と捉えました。サラリーマンを辞めるためには、自分を徐々に変化させていかなくてはいけません。
例えば「水しぶきを上げるように」急に退職をしてもうまくいきません。まずは独立するための力をつけなくてはいけません。
その他にも家族とこれからどう生活するかを話し合う必要があります。全てにおいてゆっくりと、少しづつ影響を広げていくことが大事です。
独立したいという思いを起点として、それを現実とするために「さざ波のように」力をつけたり、周囲の理解を求める。
あなたのこれまでの人生はどうだったでしょうか?
何か物事がうまくいった時は「さざ波のように」生きていたのではないでしょうか?
人生はジャグリング

私たちはみな、毎日平均台の上でジャグリングをしている。
本文81P
「仕事と生活のバランス」について語るとき、人は多くの場合、静止した状態を思い浮かべているんだ。まるで、何の変化もない人生を実現できるかのように。だけど実際は、状況は常に変化している。
本文P79,P80
私は以前、ジャグリングがうまくできていませんでした。子どもが生まれたばかりだったのに、仕事で月に80時間も残業をしていました。
ハワード先生は人には7つの自分があると言います。
1.家族としての自分
2.社会やコミュニティにおける自分
3.精神的な自分(生きがいなど)
4.身体的な自分(身体の健康)
5.物質面での自分(周囲の環境や所有物)
6.趣味を持つ自分
7.仕事に関する自分
これらの7つの自分をうまくコントロールしていかなくてはいけません。多くの人は日々の仕事に大きなウェイトを占めていると思います。
しかし、前提として、あなたがこの7つの自分に対して「どうありたいか」を考えなくてはいけません。
「その人」によっても違うでしょうし、同じ人でも「その時」によって自分の望ましい状態を考えなくてはいけません。
例えば、定年に近づけば、仕事以外にウェイトを置くべきでしょう。
人生は複雑で流動的です。突然のアクシデントもあるかもしれません。そんな時も冷静に人生をジャグリングしていくことが必要です。
情熱に火をつけるメンターを探せ

多くの場合、自分の知らない情報を得たり、解決法がわからない問題にとり組んだり、伸ばすべき能力を知ったり、目的地へ向かう道を見つけたりするための1番いい方法は、メンターに相談することだろうね
本文P168
ハワード先生は「人は自分ひとりでは変われない」と言っています。
あなたの人生はどうでしょうか?
人生の転機にはいつも「誰か」の存在があったのではないでしょうか?
私も今までいくつもの転機がありました。高校生の時、文系クラスから理転しようと思いました。その時に後押ししてくれたのは担任の先生でした。
人は自分ひとりだけの力ではうまく生きていけません。
自分の進むべき方向が正しいのかを教えてくれる「メンター」の存在が不可欠なのです。
私はこれからサラリーマンを辞めて独立しようとしています。
しかし、私の知り合いで同じように独立した人がいません。今の状況は、誰にも相談できないので、とても不安です。
私は早く独立するための「メンター」を探したいと思います。メンターは自分が設定した目標によって変わります。
あなたの今の目標は何でしょうか?
信頼のおけるメンターを見つけることは、目標を達成するための近道です。
今はTwitterなどで、どの道のプロとも交流をすることができます。ぜひ自分を高めてくれるメンターを見つけてください。私も頑張ります。
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