どうもヒロです。
あなたは「がん」にどのようなイメージを持たれているでしょうか?
がんは苦しい、治療しないといけないものだと思ってはいませんか?
今回は中村仁一、近藤誠著「どうせ死ぬならがんがいい」から、がんとの本当の向き合い方を学びました。
がんは痛むのではない。治療で痛む

がんは世間で思われているほど痛まない。がんがここまで嫌われ、おそれられる大きな理由は、麻薬を使っても時には抑えきれないほど強烈な痛みや苦しみを伴い、のたうちまわって死ぬと思われているからでしょう。
痛みが強調されすぎて、痛まなかった人たちが表に出てこないから、みんな「がんは痛むもの」と思い混んでるんですよ。ぼくも病院に勤務していたころはご多聞にもれず、「がんは最期は絶対に痛むもの」と思っていました。
中村仁一、近藤誠著「どうせ死ぬならがんがいい」より引用
この中村医師の言葉は衝撃的です。
私たちには「がんは痛むもの、苦しいもの」という思い込みがあります。
それはメディアの報道が、がんに対するイメージを植え付けているからです。
がん自体に痛みはなく、抗がん剤の副作用によって痛みが出てくるのです。
がんの9割に抗がん剤は無意味

「でも、がんを治すためには、抗がん剤を飲むしかないんですよね?」との質問はごもっともです。
しかし、抗がん剤そのものが非常に疑わしいことが近藤医師の言葉より分かります。
治療で苦しんでも、なにかメリットがあればいいんですけど。たとえば乳がんは、リンパ節を取っても生存率があがらないことが、1985年までに証明されている。なのに日本ではいまも一生懸命リンパ節まで切り取っています。
また、日本人のがんの9割を占める「固形がん」は抗がん剤で治ることはないし、延命効果さえ「ある」ときちんと証明されたデータが見あたりません。
中村仁一、近藤誠著「どうせ死ぬならがんがいい」より引用
これも衝撃的な信実です。
つまり、抗がん剤の治療は患者が苦しいだけで、ほとんど効果がないということなのです。
さらに抗がん剤治療は高額で、患者やその家族に大きな負担がかかります。
これって、ただ医者と製薬会社が儲かるだけじゃないんですか?
だんだんと真実が見えてきました。
いくでも見つかる「潜在がん」「がんもどき」

たとえば50歳を超えた男性の2人に1人は、死後解剖すれば、前立腺がんが見つかる。けれども、それは放っておいても大きくならない「潜在がん」なんです。
また、わずかな病変まで検出できる方法があったら、日本人の3人に1人は甲状腺がんと診断されるでしょう。
詳しく検診するほど、最新鋭機を使うほど、がんはいくらでも見つかります。でもその大部分が、命を奪わない潜在がんか「がんもどき」です。放っておいても大きくならないか、消えてしまうがんです。
中村仁一、近藤誠著「どうせ死ぬならがんがいい」より引用
これも衝撃的な事実です。
普通はがんが見つかると、早く治療しなければいけないと思います。
しかし、すでに多くの人はがんになっているにもかかわらず、健康な生活をしているのです。
最近では、がんの早期発見・早期治療が叫ばれていますが、そもそも発見されたがんが「がんもどき」である可能性は非常に高いのです。
著者も検診なんて絶対に行かないと言っているのです。
がんでも安らかに死にたい

実際に医者から「がんです」と宣告されるとショックでしょう。
なんとしても延命するために、治療をしたいと思うかもしれません。
しかし、この本を読むと「がんになっても治療せず、安らかに死にたい」と思います。
私は何歳で死ぬか分かりませんが、死に方ぐらいは自分で選びたいものです。
最後の最後までがんと闘って苦しみながら死にたくはありません。
最後が苦しいと、自分の人生が全て辛い思い出に変わってしまいそうだからです。
仮に医師から「余命3ヶ月です」と言われたら、私はその3ヶ月を精一杯生きようと思います。
そして、今まで支えてくれた人に感謝の言葉を贈りたいです。
抗がん剤治療をすると、どうしても自分が治ることしか考えられそうにありません。
あなたはどうしますか?
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