自動車メーカーで受講できる「教育」まとめました

会議室
どうもヒロです。
 
みなさん、自動車メーカーに興味はありますか?
 
私は自動車メーカーの技術職の9年目です。2011年に入社して、ほんとうにあっと言う前に9年目になってしまいました。
 
今回は自動車メーカーの研修事情についてお話ししたいと思います
 
新入社員の研修はこちらでご紹介しましたので、今回は実際に職場に配属されてから受ける研修についてまとめてみました。
 
特に技術職向けです。自動車メーカーの技術職とは主に設計、生産技術、品質保証の3つの部隊になります。私はその中の生産技術に配属されました。

SQC

統計
自動車メーカーでは毎日、何百台もの車を生産します。
 
そして、その全てを高い品質で出荷しなければいけません。
 
入社して間もなく、SQCの教育を受けます。SQCとは統計学的管理手法とよばれるものです。
 
簡単に言うと、もののバラツキをいかに測定し、管理するかを勉強するのです。
 
ある製品が流れてきた際に、それが良いものなのか、悪いものなのかを判断したり、数値の傾向を捉えることで、よりよい管理方法を使えるようにするものです。
 
自動メーカーではよく「工程能力」という言葉が用いられます。
 
工程能力は、もののバラツキが少なければ高くなりす。
 
自分がいれた設備を実際のラインに導入できるかも、この工程能力を満足できるかによって決まります。
 
大量に良いものを作り続けるには、それなりの苦労があるのです。

からくり教育

歯車
最近の設備のトレンドとして、からくりを設備に取り入れる動きがあります。
 
今の設備は電気やエアーのシリンダーをたくさんつけて稼働させているものがほとんどです。
 
それらを安価なからくりに置き換えることができれば、設備全体としても安く作ることができます。
 
私の会社のからくり教育は3日かけて行います。初日はからくりの機構の勉強です。歯車、バネ、滑車などの基本的な構造を勉強します。
 
そして、残りの2日間は実技です。ボールを搬送して、下げてまた上げる装置をからくりで作ります。
 
材料はほとんど木です。イメージはNHKのピラゴラスイッチです。
 
もちろん、図面も何もないので、構想から考えて形にしなければいけません。これを1チーム3人で行いました。
 
私達が使ったものは、滑車です。とにかく苦労しました。今は新入社員研修の必須項目になっているようです。

TOEIC

英語
こちらは希望者だけで、別途費用がかかります。なんでお金をかけてまで、英語の勉強をしないといけないのでしょうか?
 
それは係長への昇進要件がTOEIC600点以上だからです。
 
これは約5年前にできました。とはいえ、私達の会社には外国人はいませんし、海外の取引もほとんどありません。
 
とはいえ、英語の点数が取れないと昇進できないので受講者はそれなりにいます。
 
私は受講したことはありませんが、週に1回、社外講師を招いて2時間みっちり講義をしているようです。

下請け法

工具
自動車メーカーは仕入先に設備などを発注する仕事が主になります
 
そこで関係してくるのが下請け法です。下請け法はその名の通り、下請けを保護するための法律です。
 
下請け法では、不当な値引きや買い叩き、納品の拒否などが禁止されています。
 
われわれ発注する側にとっては、仕入先から訴えられてはいけません。
 
配属されると、まずは下請け法の教育を受けます。そうでないと、仕入先に対して発注行為をすることができなくなりました。
 
自動車メーカーでは過去に様々な指摘を受けています。
 
新車立ち上げのプロジェクトになると、どう頑張っても納期ギリギリになります。私の知る限り余裕をもって立ち上がった
プロジェクトはありません
 
そうなると、仕入先にしわ寄せがくるのです。発注が短納期になったり、納品でトラブルが出てくるのです。なんにせよ、まずは教育ということで、下請け法の受講は必須になります。

階層別教育

勉強
実はこの教育が1番めんどうです。これはある同じ職位のメンバーが上の役職に上がるための教育になります。
 
ここでは自動車メーカー独自の問題解決手法を勉強します。
 
そして、その手法を自分の業務に照らし合わせてA3用紙にまとめるのです。私達は通称「地獄のA3レポート」と呼んでいます。
 
なぜこのレポートが辛いかというと、そもそも日頃の業務をきちんとした問題解決手法に乗ってしていないからです。
 
そして、レポートを上司に添削してもらうのですが、数えきれないほど修正をされます。
 
だいたい納期ギリギリになるか、納期を間に合わないこともあります。
 
これは入社2年目、係長前の2回行われます。私もこの教育を受けましたが、実務に活かせたことはありません。

まとめ

ここでご紹介した教育以外にも、数えきれないほどの教育があります。おそらく100以上はあります。
 
配属される部署によっても必要なスキルは変わります。
 
しかし、教育はあくまで業務時間内に行われるため、教育中も給料は発生します。
 
そして、自分から積極的に教育を受講することができるのです。自動車メーカーに興味のある方は、ぜひ色々と調べてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください