どうもヒロです。
あなたは自動車メーカーに興味はありますか?
もしかしたら他の会社にも当てはまるかもですが、自動車メーカーでは部署同士の仲が非常に悪いです。
こんなにも仲が悪いのか、まとめてみました。
目次
部署間で仲が悪い理由

超分業が生んだ弊害
例えば、全ての仕事を1人でやれば、だれとも仲が悪くなることはありません。
しかし、自動車を作るためにはあまりに仕事が多すぎて、1人では仕事を完結できません。
技術部門でさえ、設計、生産技術、現場とそれぞれが専門家にならないといけないのです。
私の会社も100を超える「課」があります。
分業になると自分の分野しか知らないことになります。
相手とうまくやるためには、相手を知ることが第一ですが、そもそも知る機会もないのです。
例)生産技術と現場の場合
生産技術は新車が作れるように、現場に設備を導入します。そして、現場が実際にその設備を使って車を作るのです。
私は入社して9年目ですが、生産技術と現場はずっと仲が悪いです。
現場の中には生産技術を目の敵にしたような人もいます。
それはそれぞれの立場の言い分が正反対で、相手を理解しようとしていないからです。
現場「生産技術は困った設備を現場に押し付ける」
生産技術「現場は設備に文句ばっかり言っている、話が進まない」
こんな会話ばかりなのです。
現場は常に被害者意識を持っていますし、生産技術は現場の理解のなさに困っているのです。
人事的な交流がないから
この場合、てっとり早いのは人を入れ替えることです。
文句を言う現場のお偉い様を生産技術に異動させ、その逆も行うのです。
しかし、それはほとんど行われません。自動車メーカーでは現場の人はずっと現場にいます。
しかし、稀に現場から生産技術に来る人もいます。その人が現場に帰ると話が非常にし易いです。
現場と生産技術の苦労を両方理解しているからです。
とはいえ、人事交流があるのは平社員ばかりです。あまり意味はありません。
理想はいがみ合っている課長クラスをトレードしてしまうことです。そうなれば風通しが多少よくなります。まぁ実現はされないでしょう。
人柄重視の仕事だから
自動車メーカーでは、残念なことに仕事そのものではなく、人で判断されます。
平気で「あいつとは合わないので仕事したくない」と言うのです。
しかもそれが平社員ではなく、係長や課長でもそうなのです。
個人的な好き嫌いがあまりに強いのです。
例)私の部署の例
私はある仕事を別のA部署にお願いしようとしました。
もちろん、A部署の担当者とは話をしています。
しかし、ここで問題なのは課長同士の仲です。私な部署の課長とA部署の課長との仲は最悪です。
なんと、この話をうちの課長がしたところ、A部署の課長から断られたのです。その断りのメールは私にも飛んでいましたが、まぁひどいものでした。
A課長「今回は別件もあるので、お断りします」
うちの課長「私が手に入れた情報ですと、そちらは暇だと認識していますが」
いやいや、こんな内容をたくさんCcつけてメールしないでほしいです。
A課長とは同じフロアなのに、直接話もしないのです。こんなやり取りをした後に仕事なんて頼みたくないですよ。
ほんと困りました。これは仕事うんぬんよりも、ただ嫌いだからやらないと言っているだけです。
組織に所属していない人が判断する
このような不毛な会話が生まれるのは、それぞれの課長が「自分のことしか考えていない」からです。
とはいえ、それはどんな組織であれ当たり前なのです。しかし、毎回こんな調子だと、仕事なんて進みようがありません。
やはり何のしがらみもなく、権力のある人が取り仕切る必要があるのです。
この状況をマシにするために

漫画「嘘喰い」の立会い人
私は最近、週刊ヤングジャンプに連載されていた「嘘喰い」にはまっています。
これは主人公が権力者達と勝負をし、成り上がるストーリーです。
勝負にはルールを決めて、実行し、結果が出ればそれに従わないといけません。
自分と相手だけだと、話はまとまりません。
嘘喰いでは勝負する時に賭郎(かけろう)という立会人をつけます。
賭郎がルールを決めて、勝負をさせ、負ければ敗者を逃がさないのです。
組織の仕事のやり取りは、いわばこの勝負と一緒です。
賭郎のような立会い人がいないと話がまとまらないのです。
普通の組織だと、いくら同じ会社だと言えど、自分の部署の意見だけを通そうとします。
話が揉めた時、この賭郎のようなシステムがあれば、すぐに話はつくのです。
まとめ

自動車メーカーは分業が進みすぎた弊害もあり、部署同士の仲が非常に悪いです。
仕事を課長に頼んで依頼しても断られることはよくあります。
表向きは「同じ目標に向かって頑張ろう」と言っていますが、現実は残念はものです。
こんな人間関係の消耗戦に巻き込まれるのがサラリーマンです。
自分でビジネスをさっさと始めて、サラリーマン生活から抜け出しましょう。
コメントを残す